州ごとに異なるアメリカの教育 -カリキュラムに組み込まれるESL

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州ごとに異なるアメリカの教育 -カリキュラムに組み込まれるESL

Female Student Raising Hand To Ask Question In Classroom

アメリカには日本の文部省に当たるものがなく、各地域の教育は州の学校区にある教育委員会(Board of Education)が管理しています。、カリキュラムの選定、教科書の選定、教師の採用、予算額なども州ごとに決まるため、地区によって学習環境や学生レベルもさまざまです。

日本人が多い都市には、日本語によるバイリンガル教育を行っている学校もあります。(所在地に関しては、各地域で発行されている日本語の職業電話帳を参考にしてください)
例えば、サンフランシスコにある公立学校「Clarendon Alternative School」では、幼稚園児から小学5年生までバイリンガル教育を行っており、学校区以外の生徒も広く募集をしています。

イエローページ・ジャパン

移民や外国からの駐在員が多い地域では、英語を母国語としない多くの生徒が公立学校に在籍しています。
こうした生徒が無理なく授業を理解するために、英語の特別指導を行うESL(English as a Second Language)クラスや英語以外のクラス(バイリンガル教育)が設けられています。

カリキュラムだけでなく、義務教育に関する規定も州ごとに異なるアメリカでは、小中高校における学校のシステムも6・6制、6・3・3制、8・4制と多岐にわたっています。12年生(高3に相当)までは無試験・無料で教育が受けられます。

小学校の低学年の安打は、日本と同じように担任教師が全教科を教えるという形がとられていますが、小学校高学年・中学校・高校では、生徒が各教科専門の教室に移動して授業を受けます。各教科は能力別に編成されます。

高校は、英語、数学、社会の必修科目から成り、卒業するには必要な単位数を取得しなければなりません。
大学に入学する際には、「進学敵性テスト」を受けていることが条件となっており、
成績だけでなく、スポーツやボランティア活動も評価の対象になります。

カリキュラムに組み込まれるESL(English as a Second Language)

英語を話せない生徒が入学した場合、授業内容が理解できるようになるまで、
英語の特別指導を受けるように指示されます。

・ESLの授業は週2~3回ですが、学校によっては週に10時間くらいESLクラスに割り当てて残りの時間は通常授業を受けさせることもあります

・授業はESLの教授免許を持った教師が担当し、初級クラスには生徒の母国語を話す
アシスタントをつけて生徒の理解を助けます。

・参考文献
山本美知子『アメリカで遊学・永住権ガイド 学ぶ・働く・結婚する』亜紀書房、2009年

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