海外旅行前に確認しておきたいトラブル対策法
海外旅行前に確認しておきたいトラブル対策法
海外旅行でまず心しなければならないことは、旅行中は自分自身が
“日本よりずっと危険な状態にある” ということです。
狙われやすい旅行者は、こんなタイプ!
・ガイドブックや地図を広げてキョロキョロしながら歩いている
・ショルダーポーチ、デイパックを使用している
・カメラを首から下げている、高級時計をしている
・ハイヒールをはいている
・高級店の紙袋をそのまま持ち歩いている
気を付けるポイント
1.貴重品は、分散させ最低限しか持ち歩かない
お金は一つの財布にまとめて入れず、ポケット・バッグの奥など必要な分の額をいくつかの場所に分散させて、持つことをおすすめします。盗まれやすいので、背中の荷物に貴重品を入れないで、体の前で抱えるようにして持ちましょう。
2.危険な場所、危険な時間に気を付ける
土地勘のない場所では、慎重に行動する必要があります。
観光地でも、訪れる都市には危険な地域があるのか、あるとすればどこなのかについて事前に情報を入手し、そういった地域に絶対に立ち入らないようにしましょう。
しかしそうした地域には、その土地ならでは風景が見られたり、
エキゾチックなレストランが楽しめたりするので、出かける場合は、ツアーに参加したり、現地に詳しい人と一緒に行動するようにしましょう。
3.電車の中などで居眠りはしない
1人で人混みの中に入らないようにする
地下鉄に乗る場合はグループで、かつ夜間は避ける
犯罪者に抵抗してはいけない
金品をゆすられた場合、周囲に逃げ場もなく危険だと判断した場合は、 すぐにお金を渡してその場を切り抜けましょう。念のため、ホールドアップ用の紙幣(捨て金)を用意しておきましょう。
参考:ホールドアップ用の紙幣を用意
5000円くらいの紙幣を折り畳み、取り出しやすいズボンのポケットや上着のポケットなどに忍ばしておきます。
もしも強盗などに捕まった場合は、決して抵抗せず、用意していた紙幣を渡します。
この時、武器を取り出すのかと思われかねないので、必ずジェスチャーで紙幣のありかを示し、犯人に取り出させます。この捨て金で命が助かれば、それに越したことはありません。
海外では常に万が一のことを考えて、自分の身は自分で守るという意識を持ちましょう。
・参考文献
ブルーガイド海外版編集部『わがまま歩き 旅行会話 海外旅行安全対策マニュアル』実業之日本社(2007年)