米国へ長期滞在-出発前になすべき社会保険手続き
米国へ長期滞在
出発前になすべき社会保険手続き
米国に長期で滞在する際に、出発前に日本国内での社会保険の手続きは済ませておきましょう。
a) 住民票
1年以上留学する場合は、住民票のある市町村役場に海外転出届を提出してください。帰国後、転入届を出す際は、パスポートと戸籍謄本、附票などを提出します。必要書類は各地で異なる可能性がありますので、詳細については、各市区町村役場にお問合せください。
b) 国民健康保険
国民健康保険に加入している方は、市区町村役場に海外転出届を提出することで、自動的に
保険を止めることができます。帰国後、再加入する場合は、転入届の際に手続きができます。
詳しくは、各市区町村役場の国民健康保険課にお問合せください。
c) 所得税・住民税
会社勤めをしている場合は、清算手続きを会社に依頼できますが、そうでない場合は、所轄の役所に届け出て、個人で行う必要があります。家族などに依頼できれば、その家族が納税管理人として、代理で税金を納付することもできます。
所得税に関しては税務署へ、住民税については市町村役場の市・区民税課へお尋ねください。
参考サイト:国税庁タックスアンサー
d) 年金
20歳以上65歳未満の日本国籍保持者は、海外に住む場合でも、国民年金に任意に加入することが可能です。
詳細は、日本国内で最後に居住していた市区町村役場の年金課か年金事務所へお問合せください。
渡米中、アシスタントシップやアルバイト、プラクティカルトレーニングを行い、
収入を得る場合は、アメリカの年金を申請できます。
詳しくは、下記のサイトを参照してください。
参考サイト:The United States Social Administration ( http://www.ssa.gov )
・外務省「海外在住者と日本の医療保険、年金」( http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/kaigai/nenkin_hoken/ )
・厚生労働省「海外で働かれている皆様へ(社会保障協定)」
( http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/shakaihoshou.html )
参考文献
日米教育委員会 編著『アメリカ留学公式ガイドブック』株式会社アルク(2015年)