アメリカ学生ビザの申請方法と実際の手続き方法

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アメリカ学生ビザの申請方法と実際の手続き方法

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学生ビザは、主に下記の3種類があります。

・「Fビザ」… 語学学校、短大、大学に通学する学生に発給されるビザ
・「Mビザ」… 専門学校に通学する学生に発給されるビザ
・「Jビザ」… 教育機関やその他の機関で教育や研修を受ける研修生に発給されるビザ

入学を許可されると、FとMの申請者には「I-20」がJの申請者には「DS-2019」が発行されます。これらの書類にはオンラインで学生を管理する「SEVIS(Student and Exchange Visitor Information System)」の番号がバーコードでつけられ、学生の動向が管理されます。

ビザ申請のための面接予約は3か月前からできますが、実際に渡航できるのは
I-20やDS-2019に記載されているプログラム開始日の1か月前からです。

非移民ビザ申請手続き(一般/学生ビザ含)の手順

申請の際には、必ず最新情報を大使館の公式サイト(http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-visaapply.asp)
および米国ビザインフォメーションサービス(http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/index.html)にてご確認ください。


【STEP1】オンラインビザ申請書(DS-160)の完成

オンライン申請書DS-160フォームにて必要事項を入力して、プリンターで印刷します。
* 印刷するとバーコード番号が発給されますが、この番号は面接予約時と申請料金支払い時に必要な番号になります。

【STEP2】プロファイルの作成&申請料金の支払い

https://cgifederal.secure.force.com/?language=Japanese&country=Japanにてプロファイルの作成と申請料金の支払い手続きを行います。
* 申請料金の支払いが完了すると、11桁または12桁の受付番号が発行(再発行不可)されます。この受付番号は、面接時に必要になりますので、必ず書き留めておきましょう。

【STEP3】面接予約

ビザを取得をするには、米国大使館(東京)または領事館(大阪、札幌、福岡、那覇)で面接を受ける必要があります。

→ 面接は予約制でビザインフォメーションから予約を入れる
( http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-appointmentschedule.asp )

* 予約の際は、
パスポート番号、ビザ申請料金の支払い日、DS-160確認ページの10桁のバーコード番号が必要になります。

緊急面接予約を申し込む

* I-20 / DS-2019 に記載されている登録日あるいはプログラム開始日まで、
日本国籍の方は30日以内(その他外国籍の方は60日以内)でかつ過去6か月以内に
ビザ申請を却下されておらず、ビザ予約に空きがない場合に緊急面接予約をリクエストすることができます。

【STEP4】面接

面接日当日には、面接が行われる大使館または領事館に
ビザ申請書類を持参し(札幌・福岡は一部書類を事前に送付)
領事による面接を受けます。

<< 提出するビザ申請書類 >>

・ パスポート(IDページ[顔写真]が見えるように開いて入れる)
・ DS-160確認ページ(写真貼付)
・ その他添付書類( I-20 / DS-2019, SEVIS費確認書など )
・ 面接予約確認書(裏面を表にして入れる)

【STEP5】パスポートの受領

ビザは、特に問題がなければ、面接後、約7~14日間でレターパックで郵送されます。
(ただし、追加手続きが必要と判断された場合、手続きに6週間以上要することもあります)アメリカへの入国は、ビザ取得後、I-20 / DS-2019 に明記されている
学校/プログラム開始日の30日前から可能です。

■ ビザ申請に必要な書類

・ 現在有効のパスポートと過去10年間に発行されたパスポートすべて
・ カラーの顔写真1枚(5cm×5cm、6か月以内に撮影した背景白のカラー写真)
・ DS-160確認ページ
・ I-20 か DS-2019
…Jビザで研修を受ける場合は、受入機関が署名したDS-7002のコピーも提出
・面接予約確認書
・財政を証明する書類
…留学費用を賄えることを証明できる英文の書類。複数年留学の場合は、最初の1年分の証明で良い。

a) 申請者自身の銀行残高証明書もしくは預金通帳(原本)
b) 保証人名義の銀行残高証明書
c) 会社発行の英文保証書 / 給料明細書など

・英文成績証明書

<<ビザ申請日から遡って過去5年間に米国留学の経験がある方>>
留学していた期間の成績証明書を米国の学校から入手し提出

<<米国に留学したことが無い方>>
日本あるいは米国以外の学校から、最終学歴の最後の3年間の成績証明書を入手し提出

・I-901 SEVIS費確認書 – SEVIS費の支払い済証明
…オンライン上で受領した I-901 SEVIS費確認書(領収書)をプリントアウトして提出

・日本とのつながりを示す書類

…アメリカ大使館・領事館は、日本に帰るべき学校や職場がある人、日本に配偶者や子どもがいる人、渡航前まで仕事をしていた人などを日本とのつながりがある人とみなしているようです。したがって、申請者の身分によって次の書類を提出します。
・ 学生 … 在籍証明書か休学証明書、親の留学同意書
・ 新規卒業生… 卒業署名書、親の留学同意書
・ 主婦 … 夫の在職証明書と源泉徴収票、留学同意書
・ 勤め人 … 休職証明書か在職証明書、源泉徴収票
・ 会社を辞めて留学する人…在職している(いた)ことを証明する書類、源泉徴収票
・ 自営業者 … 営業許可証のコピー、納税証明書

<<日本国籍以外の方は、下記の書類も必要>>

・ 外国人登録証または在留カードの両面コピー

申請の際に不安材料を抱えているひとは「留学理由と帰国の意思を綴った手紙」と
「推薦状」を提出するのが望ましいでしょう。

参考文献

日米教育委員会 編著『アメリカ留学公式ガイドブック』株式会社アルク(2015年)
山本美知子『アメリカで遊学・永住権ガイド 学ぶ・働く・結婚する』亜紀書房 (2009年)

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